寝る前マガジン

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直前期を振り返る-2023/2/26の文章

 

 こんにちは。昨日に引き続き受験ネタをいまだに引きずっている大学二回生として直前期のことを振り返りながら日記を書いていきたいと思います。自分の代以降の入試問題に対して変な問題が出たと難しくなったとこそういうレベルじゃなくてちゃんと議論をしている人を見ると受験というコンテンツの恐ろしさを感じますね。まあ受験ネタにして日記書いてるやつが何言ってるんだという話ではあるけども。とりあえず今年も二次試験何事もなく終わったようでなにより。トレンドに乗ってた東大物理の話見ると大変そうだなとは思った。僕は生物選択でしたが。

 ・2021年1~2月

 あけましておめでとうございます。元日に初詣に行ったら普通におみくじで凶を引いた記憶がある。受験の年に引いていいものではない。受験生の正月は元日までなので元日は特に勉強もすることなく過ごした。2日からはさすがにやるかと思って共通テスト対策を始めた。共通テスト対策といっても度重なる模試である程度出題形式になれてしまうと現文・古文・数学・化学・生物・英語はどうせ二次試験でも使うのでプラスで何か新しいことを勉強するというのは地理と化学の無機ぐらいしかなかったはず。ちなみに向きはどうせ二次試験で出ないことが多いので勉強しませんでした。二次試験では珍しく無機が出た。は?

 

 正直共通テストはたいして危惧していなかったので当日まで割と気楽に普通に二次の勉強もやりながらって感じだった。本番も特に緊張とかはなかったかな。生物が簡単すぎて逆に1ミスが重くなっちゃったのと数学で問題見逃しをしたこと以外は特に気にすることはなかった。ただ同じ教室で受験していた灘高生が試験前や試験間で、計算や論理だてなどの解く能力はその時点という位置づけにあると個人的には思っていた。すの、普通に品がなさすぎるし灘なのに共通テストでイキらないでほしかった。中もちろん試験では過去問と説き方が同じ問題も多く出てくるので小野得ることは重要もなくという感じで第一志望のボーダーラインくらいだったので普通にそのまま出願した。共通テストの割合低いしね。

 

 ここからが本当にしんどかった。共通テストが終わった以上残りするべき勉強は二次試験しかなくなって、残り1ヶ月ちょいでどこまで実力を上げられるかという状態。共通テストと大きく異なるのは問題の難しさと実力への実感のなさだった。共通テストは各種出版社等がセンターを基にした予想問題を多く作っていたので問題を解いて採点して実力チェックという手順ができた。二次試験はそうはいかない。

 

 二次試験の多く、特に数学化学生物等の理系科目の試験で求められるのは解き方を考える能力で、計算や論理立てなどの解く能力はその次点という位置づけにある。これのおかげで、解き方を類似問題等で知ってしまっている問題を解いたところでそれが実力になっているのかがわからない。もちろん試験では過去問と説き方が同じ問題も多く出てくるので覚えることは重要ではあるけれど、それだけで目標の点数に足りることはまれなので、結局問題を見て自分で解き方を作る必要がある。これが本当に難しかった。過去問をやっても一回やってしまえば大体の解き方は覚えてしまうので二回目以降はそれをなぞるだけになってしまい、解き方を考えることにはつながらない。初見で解ける過去問も多くはない。自分の知識漏れや考え不足な点が多く見つかる。根拠と実態を持った不安が自分自身を襲うようになった。

 

 もともとあって受かるかわからないという漠然とした不安に加えて能力不足な点があるという事実を伴った不安が来るようになるとさすがにメンタル的にも厳しくなった。それに加えてずっと受験勉強を続けてきたことによる精神的・肉体的な疲労、直前期高校の授業がなくなり塾にこもりづめになったことによる閉塞感などかなりしんどかった。勉強中に厳しくなったときはひたすら「自分はできる」という自己暗示をかけていたけれど、寝る前特有の泣きたくなるような不安感はどうにもならなかった。そんな時にメンタル回復のために使っていたのはにじさんじの切り抜き動画だった。この頃ににじさんじを知った私はカプ厨だったこともあり塾での食事中や寝る前などにひたすらカプ系の切り抜きを見ていた。気に入ったカプに関してはピクシブで伏せ字のカプ名で検索して絵や小説も読んでいた。これがなければ完全にメンタルがやられていたと思う。

 

 しかしどれだけメンタルがやられていても勉強をしなければ受かるはずもないのでメンタルに傷を抱えながらもひたすら勉強をしていた。勉強によってメンタルが削られるのに、しかしその逃避先に勉強があったことは、なんだか矛盾しているように感じるけれど、実際そうだったので不思議な感じがある。切り抜きと同じレベルの大学を受ける友達と話してる時だけが心の癒しだった。別に違うレベルの大学受ける子でもいいんだけど「この大学の試験問題あるある」みたいな話もしたかったので仕方ない。

 ・入試日前後

 そんなこんなでぎりぎりで勉強しながら入試日前

日を迎えた。前乗りした方がよさそうだったのでホテルに泊まった。大学にも下見に行ったけど通ったことない学校の道って良くわからないよね。正直このタイミングで勉強してもしょうがないので気楽に過ごしながら体調を整えるなどした。にじバラとSSR組のポッピンキャンディフィーバーの歌ってみたを見たり聞いたりしていた。この歌みた、いいのでみんな聞いてほしい。

 

 入試一日目は国語と数学だった。国語はまあ語ることもないので割愛する。数学は結果としてはそれなりにできた。できたけれど最初の30分でできそうな問題をいったん片づけた後、1時間くらいほとんど進捗のないまま時間が過ぎていったのがしんどかった。あるあるだと思うけど、解き方がしっかりと思い浮かばずいったん解いてみても違うことがわかったりして解きなおすなどのことをひたすらしていた。最後の一時間で何個かとけてなかったらやばかったと思う。ちなみにその帰りで同じ高校の受験組で集まって当日数学答え合わせ大会をした。みんなが解けた問題解けてない問題を話して答えが同じかどうか言いあったりしていた。今思うと普通に頭おかしいしできてなかったか確実にメンタルやられるのでやらないほうがいい。

 

 入試二日目は理科と英語だった。これに関して受験中の記憶があまりない。化学でまさかの無機が出てきたことと生物で微妙に説明不足な問題が出てきたせいで問1の答えに確信を持てないまま大問最後まで解いた問題があったことは覚えてる。英語は前年までの良くわからない出題形式から和訳偏重になっていたので、かなり難しかったけどでも解いていて楽しかった。ちなみに英語は開示を見る感じ5割無かった。そうして受験が終わった。受験後、高校のみんなで帰り道を歩いている時、試験内容の話をしながらもなぜだかわからないけれど受かっている確信があったことは覚えている。そこまで余裕で解けているわけでもなければ正答率も高くなかったのだけれど。

 

 結果としては合格だった。合格発表が12時とかなのに7時に起きたせいで10時くらいにはもう緊張が抜けて、でもリラックスはできない絶妙に気持ち悪い気分だったことは覚えている。ちなみに鯖落ちのせいで自分のスマホじゃなくて兄のスマホで合格を知った。なんか決まりが悪い。

 

 以上で受験期の振り返り終わり。あとで思い出したことがあったら追記とかするかもだけど一旦はこれでいいかな~。久々にちゃんと思い出したのでそれなりに面白かった。みんなも自分の受験期まとめてみたらいいかも。意外と楽しいよ。

 

 それではまた明日。